落車
それは17日の日曜日のことだった。
秋の気持ちのいい天気に誘われて、かねてより気になっていた某自転車店を覗きに行こうと自転車で走っていた。
道のりは最短で約35キロほど、途中回り道をしながら急ぐでもなくその現場にさしかかった。
人影の見えない歩道を特に走っていて、何の気無しにハンドルから手を離し汗を拭いていた。
そこには歩道の継ぎ目があった。
それはいい
たいしたことではない。
しかし、その先のアスファルトはまるで大型車がよく通る道の停止線付近のように盛り上がっていた。
ハンドルから手をはしてる故、何も出来るはずもなくフロントタイヤは真横を向いて逃げ場を失った推進力は後輪を天に向け振り上げ、僕は右肘からアスファルトに激突したのだった。
右肘と右の腰骨、右膝を擦りむいた。
それ以外にも打身など・・・・
何より胸を強く打ち、呼吸困難になりしばらくその場にうずくまった。
自転車には特にダメージは無かったため、それから約40キロ走って帰宅出来た。
でも、サドルとサドルバックには新たな勲章が付いてしまった。
自転車に限らず運転するときは気をつけて。